2011年5月23日月曜日

街での生活(2)

塩田発見!

こちらに来て以来、まだ一度も肉を買ったことがありません。どうにも躊躇してしまうのです。いくら涼しい季節でも、直射日光がすさまじい勢いで降り注ぐ熱帯において、ハイラックスタイプのタクシーの荷台に山積みにされて運ばれている骨付き肉を見て、そのあといくらきれいな店で売られていたとしても、やっぱり躊躇せざるを得ないですよねえ…その荷台には、自転車やスーツケースやベビーカーや、人間や犬がのったりもするのですよ。

というわけで、動物性タンパクは牛乳、卵、ベーコンのみで補ってきたわけですが、さすがにこれでは栄養失調です。おかげで体調を崩しやすくなってきました。どうにかしなければ。あー、豆腐が食べたいなぁ~大豆は畑のお肉ともいうし…

などと思っていたときに、街の近くに塩田を発見しました(昨年12月)。海水を天日干しして塩を作っているようです。

近くに行ってみると、結晶がデカい!&しょっぱすぎないうまい塩です。
そして、まだ干上がり切っていない水たまりの水をなめてみると…お、これはかなり真面目にできた「にがり」じゃないですか~。

…ということは。
マーケットで大豆を買って(豆の種類は豊富)、ここでにがりを汲めば、豆腐ができる予感!!!

ダメかなやっぱり、、、
ちょっと怪しいものを食べても寝込まない体力が残っていればやってみてもいいんですが、もう危険な領域な気がします(笑)。


…と思っていた矢先、あのTsunamiがやってきました。

あの塩田は見る影もなく、おそらく海よりも塩分濃度の高い湖として、お魚たちが悠々と泳ぎまわっております…
ああぁ…豆腐計画、ここを去るまでに実行できるか否か!?

2 件のコメント:

  1. お久しぶりです。生物学(1)ではお世話になりました。
    フィールドワークの記事を読んでいると、私も直接ガラパゴスの自然を見たくなります。
    ただフィールドワークを意味のあるものにするには欠かせない知識が、自分には全然足りていないと最近ようやく気付きました(笑)
    後期の野外実習が楽しみですが、それまでに少しは知識を蓄え、考察力を養いたいと思っています。(実行できるといいのですが…)
    後期の植物学を楽しみにしています。

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  2. こんにちは、萩谷先生から聞きましたがいろいろと頑張っているようですね。
    高草さんのいうことはほんとその通りで、私もここの自然に対しては全くの無知だったのだなあと痛感する日々です。季節が変わり見えるものが変わってくると、それを理解するにはいったい何年ここに居ればいいのだろう?と思います。それでも毎日少しずつわかることが増えると、それまで気づかなかったことにも気づくことができます。
    結局それは、体当たりでしか学べないことなのかもしれません。

    知識を下積みしておくと、ある日突然それまでの知識が網目状につながっていき、格段に見える世界が広がることがあります。私は大学3年の時にそれを感じました。その楽しさ、喜びを体験できるといいですね。
    後期にお会いできるのを楽しみにしています。

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