*実習7日目(Junio 8 Miércoles)
各自興味のある島へのデイクルーズ(1)
--Baltrome:
サンタクルス島の雨影効果によりほとんど降水のない島。風による浸食がメインで植生もほとんどない。
<各自研究課題>
WT君:アシカの行動生態
HF君:海水温の測定、海中環境の観察
TF君:植生
--Floreana:
ガラパゴス諸島で最も古く入植した島。高地には岩屋跡があり、高木スカレシア林が広がる。
<各自研究課題>
TI君:卒論で扱ったフロレアナのヤドリギを車窓から観察。
YM君:飼育されているゾウガメについて(フロレアナ亜種は絶滅している)
RH君:植物
19:00 ミーティング
各自のテーマについて発表し、同じ日の天気が違うこと(フロレアナは雲が出て湿潤だがバルトロメはカンカン照り)、陸上生態系の違いなどを共有し、それが島の配置や風向き、標高などによる環境の違いであることを認識することができました。
20:30 夕食
22:00 解散
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*実習8日目(Junio 9 Jueves)
各自興味のある島へのデイクルーズ(2)
--Seymor norte:
空港北側の平坦な島。アオアシブービー、グンカンドリの営巣地。本来リクイグアナはいなかったが空港建設の際にバルトラから移入したため、幹を持たないサボテンとリクイグアナのミスマッチな光景が見られる。
<各自研究課題>
WT君:海岸の砂の組成、地形形成、枕状溶岩
HF君:セイモア島の気候、植生
TF君:アオアシカツオドリ
RH君:グンカンドリ
--Santa Fe:
サンタクルス島南東に位置する標高200mほどの平坦な島。サンタフェ固有リクイグアナ、ギネスにも載ったウチワサボテンが見られる。
<各自研究課題>
YM君:イグアナ、ウチワサボテン
18:45 ミーティング
20:00 Isla Grillにて打ち上げ。
豪華に食べすぎました!
23:10 解散
いよいよ今日でガラパゴスでの実習は終了、明日は朝から大移動です。まだまだ元気ですが、疲れ気味なので気を抜かずに行きましょう。
Hasta mañana!
ガラパゴスは狭い地域にタイプの異なる植生や環境がある以外にも、ホットスポットとして火山の観察もできていいですね。
返信削除いつか、ハワイなどのホットスポットで火山噴火を間近に見てみたいです。
前期中にプレートテクトニクスで火山について習っています。1年の地学実験では、先生の説明からその場限りの納得だけでした。
最近になり、地学実験で習ったことを以前より理解できた気がします。
また授業も大切ですが、やはり自分で本を読むことも重要ですね。
それに本は、納得いくまで何度も読み返すことが出来るので。
長くなりましたが、ガラパゴス実習お疲れさまでした。
ちょうど昨日の夜に萩谷先生が「君たちとにかく死ぬほど本を読め、今ならまだ間に合うかもしれない」という話をしたところです。
返信削除私も言います。私が講義の準備に何時間も何十時間もかけて予習をしているのに、たった90分の講義を聞いただけですべて理解できたら天才です。
断片の知識を集積することとそれを整理すること、それができるかどうかが「生徒」と「学生」の違いです。大学生は生徒ではありません。学生です。バランスよくやっていってほしいと思います。
既に高草さんは多くのフィールド経験があるでしょうが、後期からの野外調査法他、楽しみにしていてください!私たち(勝手に一人称複数形)はやる気ある学生さんは大歓迎です。